「F」軸は相手も自分も嬉しい「思いやり」のビジネス戦略

こんにちは。おおたか(Kuny)です。

「C」軸の「それなり」サービスのデメリットである新規顧客の獲得競争、価格競争から脱却するためには「それなり」のサービスをやめ、「いたわり」のサービスである「F」軸に移行しようという話を、ここのところブログでしています。

  自分のビジネスのカテゴリを知れば戦略がわかる
  競合他社と戦わなくていいビジネス戦略「F」とは?
  競合他社が気にならなくなる!「F」軸ビジネス戦略のポイント

「F」は、フレンドリーのF

「お客様に言われたことだけの仕事をせず、お客様に言われる前に積極的にいろいろと提案したり対応していく。」密着して、いたわりの仕事をするのがF軸のビジネスです。

「言われたことだけ」というのは、予想どおりであり、いわば期待の範囲内です。

それに対して、F軸のビジネスマインドは「いたわり」。

「いたわり」マインドは、相手の想像を超えていきます。

「お客様のためになる(利益になる)ことはなにか?」

お客様が喜ぶことは何かな?

と知恵をしぼって考えたことを提案したり、小さなことだけれどあるとないとでは違ってくるような細やかなサポートなどを申し出てみたり。

 

するとどうなるか。

 

「期待」を超えていくところに、「感動」や「喜び」が生まれるんです。

「この人は、こんなことまで自分のことを考えてくれるんだ!!」

「似たようなサービスは他にもあるけど、ここまで自分のことをいろいろ考えてくれるこの人に、ぜひまた仕事をお願いしたい!」

 

「リピート」が生まれます。

リピートが増えるとどうなるか。

競争しなくてよくなります。

新規顧客の獲得に駆けずり回って疲れることがなくなります。


今のお客さんとの信頼関係をあたたかく強固に結びながら、血の通ったビジネスを「あなたに頼みたい」と言ってくれるお客さんに対して前よりも高い価格で提供、高単価に見合った手厚いサポートによって、お客さんの満足度をさらに上げることができるのです。

「C」軸の「それなり」サービスがあまたあふれるなかで競合他社と、しかも大手企業と戦って疲弊することなく、自分らしい働き方で豊かになれる。

新規顧客の獲得に、集客に、つねにあくせくすることなく、今のお客さんへのサービスを手厚く、思いやりと「いたわり」を持ってていねいに関わることで売上アップに自然につながる。

「F」軸が「いたわり」のサービスといわれる理由です。

小さな会社が「C」軸のままでいると「便利に」「安く」使われて苦しくなります。

便利に使ってほしいから、買いやすい価格に設定する。同業他社より少~し安くしてみたり。

大手ならそれでも回るかもしれませんが、多くの一人社長や中小企業の経営者はそれでは疲弊してしまいます。

かといって、「P」軸(プロフェッショナル)の「こだわり」軸にシフトするのも、そうそう簡単なことではありません。

市場価格の5~10倍の値付けをして売れるにこしたことはありませんが、なかなか現実的でないですよね。

つまり、小さな会社が生き残るのは「F」軸しかないのです。

 

どの軸にいるかによって戦略の順番が違ってくる

「C」「P」「F」

それぞれ、どの軸にいるかによって戦略の順番は異なります。

 

ザクッとまとめると・・・

 

「C」軸がやるべきことは、新規客を取ること。価格で戦うこと。

「P」軸がやるべきことは、価格を上げること。

「F」軸がやるべきことは、維持すること(離脱させないこと)。

です!

 

「F」軸がやるべき「維持すること」については、それに加えて
「リピートを増やすこと」
「リピートしたくなる仕組みを作る」

などの戦略も大切ですね。

「F」の場合、新規の獲得は、戦略的にはあとになります。

80:20の法則を実践して捻出した時間は、新規獲得に使うのではなく、今のお客さんを大事にすることに費やします。

小さい会社なら特に、やるべきアプローチはリピートさんの喜ぶものを増やすこと。
満足度を上げること。
サポートを手厚くすること。

それらをやり尽くしてから、新規獲得をしたほうがいいんです。

 

さて、あなたのビジネスを振り返って、

「ああ、自分のビジネスは「C」軸になってるな・・・」
「だから、いつも新規顧客を!と集客に苦労していたのか・・・」
と思われたなら・・・

安心してください。

それはチャンスかもしれません!「伸びしろがまだまだある」ってことですから。

 

***ちなみに補足しておくと、どのビジネスも、複数の軸の要素を持っていることがほとんどです。

(ディズニーランドやリッツカールトンなどはPとFの複合モデルですね)

「C」だけ、「F」だけ、とパキッと線引きされるわけではなく、複合的に絡み合っていたりします。

 

しかし小さい会社がPもFも極めようとするとかなり大変なので、最初は軸を一つに定めて、そこからシフトしていくことを考えればいいです。

 

なので、最初は便利に使ってもらう(C軸)
 ↓
そこからリピートにつなげる(F軸)へ
 ↓
それから「HighーF」へ持っていく。

あ、「HighーF」は、F軸の上位版です。
同じ「F」軸でもさらに単価を上げたサービスになります。

Fであれば、流れの根底につねにあるのは「いたわり」です。
たとえばすでにいるお客さんのさらなる利益アップを考えて、出てきたアイデアを

「こんなのはどうですか?」
「今までのサービスに、こんなアプローチを加えてみませんか?」
「ここをもっとこうしたら、効率的に仕事ができそうじゃないですか?」

と提案したり。

そうやって相手の幸せを願い、実践するのが「F」軸のクオリティです。

もちろん「ゆるガチ経営」の僕もこのやり方をしています。

もともと超がつくほどのお人好し気質なので、

「どうやったらこの人の助けになるかな」
「ここをこうすれば、もっとラクに売上があがるんじゃないかな」
「これ、試してみたら良さそう。試してみませんか?」

と、誰に頼まれたわけでなくいつも考えてたり動いたりしています。

それがね、超たのしい(笑)。

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