僕が沖縄に来た理由⑤ 〜 ベンチャーやりたかったから 〜
こんにちは。Kunyです。
コンテンツを流通させる仕組みをつくろう!
自分で映像を配信するようなビジネスをやろう!
コンテンツの作り手に還元されないと、コンテンツを生みだし続けることはできない。だからコンテンツは有料で。作り手の労力がちゃんと対価として還元されるように。
映像配信サービスについて考えだすと、いろんなアイデアがわき出て、ワクワクが止まらなかったですねぇ。
1999年12月末に会社を辞め、2000年の春に仲間たちと会社を立ち上げました。新しいビジネスの立ち上げ奮闘中にちょうど知り合った仲間たちと「株式会社 ロペ」を立ち上げたんです。ロペのメンバーが映像系の仕事をしようとしていたところに僕が入って、それから新生ロペとしてスタートしました。
会社はWEBや映像コンテンツの制作、システム開発のIT事業、ストリーミング(コンテンツ配信)事業の 3 本柱で、僕はストリーミング部門に関わりました。
僕を入れて 6 人のコアメンバーでのベンチャー企業。海に向かって意気揚々とオールを漕ぎだしました。
折しもITバブルの頃で業界全体に勢いがありました。僕たちは、とある有名企業から出資金2億円を得て、何もかもうまく行くような気がしていました。
IT最先端を進んでいた自負もあって、あらゆるトライアンドエラーを繰り返しながらも日々充実感がありました。
アメリカのストリーミングメディアショーに出展したりもしました。当時ストリーミングで日本からの出展はなく、それまでにもストリーミング系のイベントにあちこち積極的に参加していたから、僕たちの会社は業界かいわいで結構名が知れていました。
「Oh、ロペさんね!」そんな感じ。
華やかなイベントでいうと、ユーミン(松任谷由実さん)が、今でも毎年2月に開催している苗場プリンスでのコンサート「SURF&SNOW(サーフ&スノー)」。

イベントの時にいただいた2001年Surf&Snow記念スウォッチ
「SURF&SNOW」が始まって、まだまもない頃のネットパーティ企画、構築、運営やライブ配信、トータルで手がけました。
家に帰るヒマもないほど忙しかった・・・
ユーミンの大ファンなのに住んでいる場所が遠かったり、金銭的な理由でコンサート会場にいけない人。でもライブを生で感じたい人。そんな全国のファンたちに、ユーミンの姿と歌声を届けるために気張りました。
大の男が寝袋に入り会社のフロアにぐったり転がっている姿をテレビで見たことありませんか?
ベンチャーあるあるでよく見かけるアレですね。

机の下で良く寝てました
想定外のことが立て続けに起こるので、寝袋にでかい身体をつっこんで会社の床でごろ寝の日々。
まだ寝れるならいい方で、横になるとそのままドロのように寝てしまって、起きれないかもしれないので、椅子に座ったまま、目を閉じて腕組をして10分だけ仮眠なんて時もありました。
今思い出しても、トラブル続きで死にそうに大変な企画だったなぁ。
そして、多くの人達、仲間にも迷惑かけたなぁ・・・遠い目。
でもね、なんだかんだ楽しかったです。
世間ではITバブルに突入し、業界全体に勢いがあった頃。
僕も含めて会社のメンバーは明るい未来を思い描いていました。
さらには、とある有名企業から2億円の出資を受けることもでき、次々にスタッフの数を増やしていったのです。
でもこのあたりから、雲ゆきが怪しくなっていきます・・・
流れからいってじゅうぶん怪しいわな。次回に続く。