働く時間を減らして利益を上げる方法②
どうも!
Kuny(おおたか)です。
前回のブログ「ケイエイ(経営)を楽しく学ぶとビジネスがラクになる①」は読んでいただけましたか?
今日はその続きです。
僕の勉強会に参加された方が、実際にどんなことを学んでいるのか。
勉強会でお話している内容について一部をお話します。
それで気になった方は一度参加してもらえると嬉しいです!
「80:20の法則」をビジネスに取り入れると経営がラクになる
前回、福岡での勉強会はお話したことの一つに「80:20の法則」というものがありました。

めちゃくちゃ強力なんですよ!
皆さん「80:20の法則」って知ってますか?
別名「パレートの法則」とも呼ばれていて、イタリアの経済学者パレートさんが発見した統計に関する法則です。
ネットで調べてみたら、こんな風に説明されていました。
「経済において全体の数値の大部分は全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているという理論」・・・
ムズカシイですね。
こないだお話したときに使った例えは、こんな感じでした。
「80:20の法則」を芸能界にたとえてみると・・・
歌手は、芸能界にたくさんいますよね。
お笑い芸人も、有名な人からあまり有名でない人まで芸能界にたくさんいます。
ところで、多くの芸能人たちがそれぞれ、どれくらいの割合でスポットライトを浴びていると思いますか?
ここに、80:20の法則があてはまります。
歌手(お笑い芸人)の20%が、芸能界の80%のスポットライトを浴びているのです。
たった20%の人たちが、全体の80%のスポットライトを占め注目を集めている。
そう言われてみるとなるほど、有名芸能人や芸人さんで思い浮かぶあんな人やこんな人は、やたら露出が多く感じませんか?
人気の芸能人ほど、複数のメディアに多く登場していますよね。
彼らが、スポットライトの80%を占めている「20%」です。
たとえばそんなふうに捉えると、80:20の法則がわかりやすいかもしれません。
会社やビジネスの場面でも、同じようなことが言えます。
・ビジネスの売上の80%は顧客全体のうち20%のお客さんが担っている
・商品の売上の80%は、全商品ラインナップのうちの売れ筋の20%で生み出されている
・売上の80%は、全従業員のうちの20%が作っている
・成果の80%は、かかった時間全体のうち20%の時間で生み出されている
この数字の割合は、状況によって90:10とか、70:30というふうに若干の違いはありますが、総じて80:20の割合のようです。
ここで大事なのは数字そのものではなくて
「全体ごく一部のモノが、大きな結果や影響を与えている」
ということがポイントです。
試験には出ませんが(笑)、憶えておいたら人生でもビジネスでもいいことありますよ。
どんなシーンにもあてはまるから「法則」
「80:20の法則」というくらいですので、法則性があります。
「万有引力の法則」とかと同じです。
あなたが持っているペン。
空中で手を離せば、下に落ちますよね。
えっ、東京では落ちたけど、沖縄では空中にとどまってたよ?
なんてことはないのです。
つまり法則と呼ばれるものは、どこでも通用するということです。
いろんなシーン、どんな場面でも効いてきます。
それならば・・・
「その法則にのったほうが自然(ラク)である」と思いませんか?
「全体のごく一部(20%)が、大きな結果や影響を与えている」のであれば、自分にとっての「20」に集中したらいいんです。
あ〜、万有引力の法則ありますけど、私は浮いてますわ。
あ〜、慣性の法則ありますけど、私は逆らっときますわ。
ってやらないでしょ?できないでしょ?
仮にやろうとしたら、とてつもない労力がかかるわけです。
疲れるよ、シンドイよ(笑)。
なので、「法則」に乗った方がいいんじゃないですか?ってことです。
あなたのビジネスにとって「20」はどれですか?
あなたのビジネスの20%にあたる、主要なことはなんですか?
「あなたにとっての20%」を見極めることが重要です。
20%の特徴は、自分にとって大切なこと。得意なこと。好きなことです。
いくらでもエネルギーを注げるようなこと。
自分の価値観にぴったり合っているもの。
それ以外の業務、不得意なこと、やればできないこともないけど労力が人一倍かかるもの、エネルギーの上がらないものなどは、80%に分類されます。
「自分にとっての20%」がわかれば、80%にあたる他の仕事は極論やんなくていいんです。
もしくは、誰かにやってもらったらいい。
自分の手から離すんです。
たまに、80%の仕事内容を切り捨てない理由として「自分のスキルを高めるため」にやる、という意見も聞きます。
だけど、僕の考えは違います。
「得意じゃないなら、別にやんなくてもいいんじゃない?」
不得意なことに果敢に取り組んで、労力とストレスの割にさほど大きな成果を生み出せないのなら、もともと得意な20%の領域の仕事にそのエネルギーを注ぎ込み、大きな結果を出したほうがいい。
自分でやった方がいいこと、売り上げにつながる大事なことをやった方がいい。
80%の仕事を誰かに振りましょう、と提案しても、ビジネスの規模がまだ小さいときは外注するだけの原資がなく、つい自分で頑張ろうとしがちです。
僕もそうだったので、気持ちはわかります。
でも、できるなら少しずつ手放して行ったほうが長期的な目で見るとだんぜんオススメです。
80%の仕事を手放すとどうなるか?
いままで自分ひとりでやっていた80%の仕事を意識して手放していくようにすると、あることが起きてきます。
自分の時間ができるんです。
自然なことですよね〜。
だって80%を手放していくんですから。
空いた時間をどうするか。ここがキモです。
空いた時間は「20%の領域」にエネルギーを注ぎます。
イメージは、「20%の内容や質を分厚くしていく」感じです。
もともと、20%が全体の80%のを占めるような重要度なのですから、その20%の領域を強化すれば、さらに売上や仕事の精度は増すでしょう。
不得意な80%の領域を増やしたところで、微増にしかならないでしょう。
時間はかかるし、かかった分に見合った成果が得られないままでいると、ビジネスが疲弊していきます。
でも、得意な20%の領域を増やしていくような仕事のやりかたを続けていけば、売り上げは上がりやすくなり、気持ちはアガり、さらにビジネスがうまくまわるようになっていきます。
20%の領域(本来のあなたがやるべき仕事)の純度が増していくのです。
長くなったので、続きは次回。
あっ。こういう内容を楽しくオモシロく勉強できるのが、ケイエイ(経営)勉強会です。
勉強会がちょびっと気になってきた方は、遊びに来てくださいね。