10倍楽になるビジネスの考え方
こんにちは。おおたか(Kuny)です。
前回のブログでは
ということをお伝えしました。
今回はその続きに近いお話です。
10倍楽になるためのポイント
10倍の成果を出して10倍楽になるために必要なポイントって何だと思います?
前回のブログでは@(アットマーク)の話をしましたよね。 でも、これ以外にも大切なポイントがあるんです。
それは
「あなただから、お願いします!」って言われることなんです。
重要なのは「あなた」の部分。 他の誰でもなく、あなたにお願いしたいと思ってもらうことなんです!
これって、超重要なことだと思いませんか?
だってお客さんに「あなた」にお願いしたいと思ってもらえれば最強ですよね。 競合の価格なんて気にしなくてよくなるんですよ。 (もちろん限度はありますが・・・笑)
「自分のビジネスのカテゴリを知れば戦略がわかる」でもお伝えしましたが、世の中のビジネスはたった3つの軸(CPF軸)に分類できます。

何回伝えても伝え足りないくらい大事です。
C軸:Convenience(コンビニエンス軸)
P軸:Professional(プロフェッショナル軸)
F軸:Friendly(フレンドリー軸)
です。 復習もかねて少し詳しくお伝えしますね。
ひとつはC。 ConvenienceのCですね。 この軸のキーワードは「それなり」。
Cのビジネスの例で判りやすいのはファミリーレストランやコンビニ、牛丼屋など僕らが普段便利に使っているものです。 この商売体系の中で大切になるのは「それなり」ということ。 お手軽価格でみんなが買いやすい。使いやすい。
これに対してPはProfessionalのP。 この軸のキーワードは「こだわり」。
飲食店であれば味だとか、つくっているものが最高だったり最新だったりするんです。 Pの基準は市場価格の5~10倍を請求できること。
たとえば・・・
腰痛の治療をしている人がいて、市場価格は60分で1万円円だったとします。 しかしP軸の人なら5分で料金は1万円だったりします。
これって市場価格の10倍以上です。 でも、お客さんはこの人なら5分で1万円払ってもいいと思っているんです。
この軸で大切なのは時間当たりの単価ではなく、高い効果です。
たった5分の施術でも、結果として腰痛がよくなるなら1万円払う人はいるってことです。
「こだわってやって、料金も1.5倍くらいとっているからPです」っていう人もいるけど、これはこだわっているだけでPじゃないんです。 ちょっと高いだけ。本人はこだわってやっているかもしれないけど、軸としてはPじゃなくCまたはFなんです。
3つめのFはFriendlyのFです。 この軸のキーワードは「いたわり」です。
Fの特徴はお客さんとの密接度が高いこと。 接客がいいとかホスピタリティーに溢れているお店がこれあたります。
実はFとC、Pには決定的な違いがあります。 なんだと思います?
実はCとPは金額が基準なんですが、Fは「あなただからお願いします」と言われる関係性の軸なんです。
僕はFの軸を大切にしているんで、お客さん先でゆんたくしてるんです。
CPFのどの軸で突出するか?
どんなビジネスでもCPFの要素は持っていますが、どこかが突出しています。
例えば僕はコンピューターのことをやっているので、Pっぽいところもあるんですよ。 なのに、「困ったらすぐに連絡してくださいね」といっている。 これは便利に使ってくださいねっていうCっぽいところもあるんです。
これがてんでバラバラすぎちゃうとお客さんから見たときに「何をやっているのかよく判らない」ってなっちゃう。
僕が個人のお客さんのサポートをやめたのは、Cの要素を削ったということなんです。
僕の場合、Cのお客さんの都合で仕事がびゅんびゅん振り回されていました。 それにCは「それなり」の軸なので収益性も低い・・・ (僕のケースでは、Cの対応に時間の6割を割いていましたが、利益は全体の3割ほどでした)
実はCの軸は大企業の戦略です。 大企業だから薄利多売ができるんです。
僕らは日常の99%は消費者として生活しているんですが、そこで触れるもののほとんどは大企業がやっているCのビジネスモデルなんです。
Cのビジネスは僕らが一番よく知っているビジネスモデルでもある。
だからCPFのことを知らないでビジネスをしちゃうと、いつの間にか考え方がCの方に流れてしまいます。
これは、Cのやり方しか知らないんだから仕方がない。
その結果、 「他がこれくらいの価格だから、うちはこれくらいの価格だよね」 ってなっちゃう。
Fの考え方はこれとは違います。 はっきり言って、根本的な考え方からして違うんです。
例えば・・・
どこか外国のお金持ちの家にAさん、Bさんという使用人がいたとします。
Aさんに「これやって」とお願いすると、きちんとやってくれる。 Bさんに頼むと、同じようにやってくれるんだけど、何故そのお願いをされたのかを考えて「これもしましょうか?」と言ってくれる。
Bさんがいてくれたら何でも先回りしてやってくれるので、何かあるとBさんに頼むようになってきます。 Bさんはきちんと期待に応えてくれるので、どんどん頼んでしまうんですね。
Aさんに頼むより、Bさんに頼んだ方がいいから、ちょっとくらいBさんのお給料が高くてもOK。 それどころか、極端な話、Aさんのお給料もBさんにあげるよってなっちゃう。
この場合、Bさんのやり方はFなんです。
AさんもBさんも同じ使用人のはずなんだけど、Bさんに頼みたくなって、結果としてBさんのお給料も上がりやすい。
Cは大企業の戦略って言ったけど、小さい会社はFの戦略をとることをおススメしています。
一部の優れた人はPに行けるかもしれないけど、なかなか市場の5倍10倍の金額を請求するのは難しい。 小さい会社は関係性を大事にしたFでないといけないんです。
お客さんはこういうのも困ってるんじゃないのかな?って考えながらやっていくと、お客さんは少しくらい単価が上がっても「あなたにお願いします」って言ってくれます。
経営者はこの仕組みつくりをしていかないといけないんです。 この仕組みこそが、10倍の成果を出して10倍楽になるために必要なものです。
以前のブログでお伝えした@(アットマーク)の話や、今回のCPFの話は理論としては別々のものなのですが、根っこの部分で繋がってるんですよ。
僕のメルマガやセミナーでは、こういったことをわかりやすくゆる~くお伝えしています。