あなたのビジネスの価値を正しく伝えられていますか?
こんにちは、おおたか(Kuny)です。
僕がやっている事業の一つに、コンピューターサポートがあります。
コンピューターのお医者さんですね。
で・・・ITのサポートって、なかなか悩ましいところがあるんです。
何が悩ましいか?
それは「価値が伝わりにくい」というものです。
すぐに直せたからって価値が低いワケじゃない
例えば・・・・
「パソコンが起動しないというトラブル」が起こったとしますよね。
そのサポートに対して
Aさんは1日かかり、Bさんは1分でサクッと直しました。
Bさんの短時間による問題解決を目の当たりにしたお客さん。
いとも簡単に直すものだから、こう思ったりするんです。
「あ、たいしたことないトラブルだったんだ」
って。
まあ、そう感じてしまうのも無理はないかもしれません。
何が悩ましいかというと、価値が正しく伝わりづらいからです。
あなたがお客さんだとして、パソコンのトラブルで呼んだサポートのBさんに1分でちゃっちゃと直されて、
「費用は1万円になります」
と、Bさんに請求されたとします。
どう感じますか?
・・・・・・
ここは人それぞれなのですが、けして少なくはない人が「高い!」と感じてしまうのです。
かたや、Aさんのサポート。
Aさんが1日かかって直したパソコンを持ってきて、同じく
「費用は1万円になります」
と、Aさんに請求されたとします。
すると不思議なことに、人って、
「1日もかかったんだし、それくらいするよね~」っと。
思っちゃうんですよ。
納得するんです。
でも、不思議じゃないですか?
Bさんの方が「短時間ですぐに直す」という”Aさんにはないメリット”を提供しているにも関わらず、価値としては高く感じられてしまう。
でも、そこには「経験」と「知識」があるからこそ、1分で直せるんです。
ちなみに上記は実話。
Aさんがうちのスタッフで、Bさんが僕です。
うちのスタッフAさんが1日かかって直せなかったものを、Bさんの僕が秒殺するんです(笑)。
だって、僕のIT歴は35年。
・・・って自分で言ってビックリした! なげぇーー(笑)。
かたや、スタッフのIT歴は数年です。
つまり僕の場合、このパソコンを直すのにかけた時間は、1分ではなく、正確には35年と1分です。
スタッフは数年と1日。
でも、この価値ってね・・・
なっかなか! なっかなか! 伝わらないのですよね。
自分のやっているサービスやキャリア、経験に自信を持つことも大事ですが、
「自分の価値は、わかる人にはわかるのだ」
と伝えることを放棄しないで、自分のサービスについてちゃんと伝えるよう努力すること。
サービスの「価値」を、その業界について知らない人にもわかりやすく伝えること。
これって意外に、とても大切なことだと思っています。
もしかしたら自分でも自分のサービスの価値を適正に把握していないがために、業界価格より低く提供している場合だってあります。
それはあなたにとって、苦しいことです。
儲からないスモールビジネスの経営者に陥りがちなパターンでもあります。
しかもこれは、本人だけの問題ではない。
もっと大きな視点でとらえるなら、業界そのものの価格を破壊することにもつながりかねないのです。
あなたは、自分のサービスの価値を適切に伝えられていますか?
わかる人にわかればいいや~、(もちろんその感覚も大事なのだけどね)じゃなくて、伝わるように伝える努力をしていますか?
当たり前のようでいて、けっこうムズカシイ。
でも、だからこそわかりやすく。
「価値を伝える」ってホント大切だなぁ~と、しみじみ思いました。
僕の最近の伝え方
僕が誰かに何かを使えるときに、普段から意識していることは、次のようなことです。
「ムズカシイことをカンタンに、わかりづらいことはわかりやすく」
「カタイ内容は、やわらかく、やわらかい内容は、ちょっとカタめに」
IT業界にいる人間にとってはなんでもない日常IT用語でも、ITに詳しくない人にとってはまるで宇宙語、チンプンカンプンだったりするんですよね。
なので、相手の理解度に合わせた言語とスピードに合わせて、ペーシングします。
「ペーシング」とは、相手に合わせること。
話す速度や、態度などを合わせることによって、相手との円滑なコミュニケーションをはかるために使われる手法です。
なので使用する言葉も相手に合わせてペーシングする。
かつてセラピスト養成講座も受けた経験が、こんなところでも役に立っています。
専門的なIT用語を並べてカッコよく説明したところで、相手に伝わらないのでは意味がないですもんね。
まあ、実を言うと・・・
「カタイ内容は、やわらかく、やわらかい内容は、ちょっとカタめに」
だったのが、最近はなんでもかんでもやわらか~く伝えるようになってるけど笑)。
ま、でもそれも、いい感じです。
ゆるガチ経営のKunyでした!