10倍の成果を出すには10倍楽にならないといけない③
こんにちは。Kunyです。
前回のブログでは、10倍の成果を出して、10倍楽にならなるための基準の考え方をお伝えしました。
経営者が売上や社員数で考えてしまうと、ラットレースにはまってしまうんですね。 では、何を判断基準にするかというと、僕は@(アットマーク)で判断しています。
この@(アットマーク)は前回のブログ「10倍の成果を出すには10倍楽にならないといけない②」で詳しくお伝えしています。
10倍楽になって10倍の成果を出すには@1000以上を目指さないといけないって話でしたね。
@1000を超える会社は普通じゃない
日本の小さな会社の約88%は@1000未満です。(経済産業省 工業統計 企業統計編より)
約88%っていうと、ほとんど大多数の企業があてはまります。 つまり、いわゆる普通の方法をやっている限り、@1000を超えることはできないんです。
@1000を超えるには不自然な方法でないといけない。
あ、ここで言う不自然な方法って、世の中の常識とは違うやり方っていう意味です。 決して無理してがんばれって意味ではなく(笑)
@1000を超えるには、まず最初に、社員を増やして解決しようっていう方法をやめる必要があります。
でもこれって、世間的には成功って言われるやり方ですよね?
成功と呼ばれるやり方なんだけれども・・・人を増やすと売上総利益率を割る人数が増えるので、いつまでたっても@1000を超えられません。
もちろん、売上を上げることは大事です。
でも、その解決方法は人を雇って手数を増やすやり方ではダメなんですよ。 そうではなくて、効率を上げる方法を考えるんです。
僕の場合、どうしたかというと・・・
まず人を減らしました。
と、いっても、僕は過去の経験から、どうしても社員のリストラはできなかった(したくなかった)ので、自然減を待ちました。
社員が減ってくると、今度は仕事があふれてきます。
当然ですよね。それまで5人でやっていた仕事を3人でやるとなったらどうしても手が回らなくなってきます。
そこで、僕は次にお客さんもリストラしました。
80:20の法則の記事(働く時間を減らして利益を上げる方法③)でもお伝えしましたが、業務全体の6割を占めていた「個人のお客さんのサポート業務」をやめたんです。
このお客さんからの売上は全体の約30%を占めていたので、普通なら売上が30%減るはずですよね。 でも、実際はその逆で売上は107%になりました。

売上が下がると思うでしょ?逆に上がるんです!
残ったお客さんからの売上が37%も増えたので、減った分をカバーするどころか逆に増益になったんです。 これには僕もびっくりしましたよ~。
しかも、この売上アップは新しい商品やサービスを開発したわけでもなく、新規のお客さんが増えたわけでもありません。 純粋に既存のお客さんからの売上が増えたんですよ!
さらにお客さんの数が減って移動時間も短くなるので、仕事の効率も上がる。 はっきりいって楽になるんですよ。
これってすごいことだと思いませんか?
だって、お客さんを減らしたら売上が上がったって、普通では考えられないじゃないですか?
しかも、仕事自体は前より楽になっているんです。
で、その楽になって空いた時間で何をしていたかというと・・・
お客さん先で「ゆんたく(沖縄の方言でおしゃべりしてくこと)」してるんですよ。

お茶を楽しみながらゆんたくするだけ(笑)
お茶してるだけなんです!
でも、不思議とここから新しい仕事が入ってくる。
ほんとうに「ゆんたく」してるだけですよ。 お茶しているうちに、「そういえば・・・」ってなって新しい仕事ができるんです。
先にも述べましたが、減らしたお客さんは売上ベースでは30%ほどだったのですが、かかってる時間は全体の6割くらいだったんです。
この6割がなくなったので余裕ができて、残ったお客さんのところでゆんたくする時間もできた。
これって選択と集中ですよね。
ひとりひとりのお客さんにのことに集中できたからこそ、売上が上がったんですね。
忙しいときこそ人に頼ることが大事!
前回のブログで人を雇うと@が下がるって話をしたけど、かといってずっと1人ではどこかのタイミングでまわしきれなくなります。
ここはどうやって切り抜けるかというと。上手にパートナーさんと組んだり外注さんに協力してもらったりしていくんです。
社員をひとり採用すると月額で何十万円かかって、いろんな経費もかかってきます。
これが@(アットマーク)が下がって、ラットレースになってしまう原因です。
じゃあ、どうするかというと・・・
パートナーさんと一緒に仕事をすることで、人を雇うより低い単価でできるようになっていればいいわけです。
もちろんパートナーさんとWin-Winの関係を築くことは大切ですよ~ これは大前提。
パートナーさんとうまく組めば、人を雇うより安く、きちんと仕事ができるんです。
そして、これを@の観点からみると、パートナーさんに支払うお金は原価の部分にはいります。 つまり、@(アットマーク)への影響は低いので、@1000を超えやすくなるんですね。
自分の仕事は楽になって、しかも豊かになって、パートナーさんとWin-Winの関係も築ける。
これって最高じゃないですか?
そのためには“普通”の考え方をいったん手放すことが大切です。
でも、これってなかなか気づけないんですよね。
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