あなたがあなたらしくいれないと、意味がない③
ハイサーイ! Kunyです!
Aさんは沖縄から離れたエリアの担当です。
内地の担当ね。
(沖縄では、本州のことを「内地」と言います。)
僕との仕事のやりとりは普段パソコン上でやることも多いです。
彼女の担当するエリアで不動産の物件を探す目的で、先日、僕が沖縄から上京して、Aさんと一緒に不動産屋をあちこちめぐっていました。
あちらこちらの物件を探しているうち、ひょんなきっかけでつながった不動産屋さん。
そこを経営されている方とその奥様が、たまたまうちな~んちゅ(沖縄の人)で、いろいろ親身になって調べてもらったりと、話がすごく盛り上がったんですね。
物件も良さそうなものを紹介してもらえそうな流れになり、店を後にした僕は、ご機嫌でした。
それから数日後、例の物件探しを進めるにあたって
「そういえばあそこの不動産屋さんいい感じだったね~」
とAさんに言いました。
すると、Aさんの声が曇っているんです。
話す言葉自体は悪くない感じなのに、言葉以外から伝わってくるものが、不穏な感じ。
彼女のなかで、何かが抵抗している・・・
そう感じた僕は「どうかした?」と訊いてみました。
言いたくなさそうです。
それで、ピンときました。
” あ、きっと今も「私って、ズレてんのかな・・・」って思ってるな ”
って。
思ったことは、なんでも言ってよ、とこちらが粘って、しぶしぶ口を開いてくれました。
「う~ん。う〜ん。なんとなく・・・」
彼女の直感がNOを言っていたんですね。
直感というか、虫の知らせというか、何か、引っかかるものを感じているらしい。
その直感の内容を、あえて言語化するなら・・・
相手の方が、「裏技寝技を使うタイプ」なところを会話のはしばしから感じとったそうです。
もしもここで、普通の会社の上司だったら、きっとこんな反応を彼女に返したと思います。
「あれだけ親切にしてもらったんだし、物件が決まればこのままプロジェクトが、スムーズに進められるんだから、ちょっとくらい気になることがあってもガマンしてやってよ」
と。
でも、僕は
「へ~、そうなんだ。なんか引っかかるモノがあるんだったら別にいいよ!」
とAさんに言いました。
Aさん、またもしんどそうです。
自分のせいで、仕事の進み具合が滞ってしまう。
ここで自分がガマンしたら、うまくいくはずだったかもしれない。
大高さんも気に入っていたようだし、自分がズレているだけなのかな・・・
と、グルグルしちゃってるんですね。
僕は、ハッキリと言いました。
「このエリアはあなたに任せているんだから、あなたが気に入った人と仕事をしてもらわないと意味がない。
そのために物件が決まるのが遅くなってもいい。
我慢して付き合う必要はない。
なんなら、私が社長!くらいのつもりで堂々とやってほしい」
Aさんはびっくりした顔をしていました。
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