子どもの頃から「商売」について考えていた
どうも! Kunyです。
仕事のオン・オフ問わず、普段から
消費者目線だったり、
経営者目線だったり、
とかくビジネスの目線で世界を見ている僕です。
もう、そんな思考がすっかりクセになっているので
このクセについてあまり意識していませんでしたが、
いつからこんな風に考えるようになったんだろうなぁ、と
思い起こして見たら、子どもの頃からでした。
「サービス」とは何かを、子どもの頃から考える環境にいた
僕の実家は、セブンイレブンです。
両親が経営しています。
僕が小学生の時、親父がセブンイレブンをはじめました。
そもそもセブンイレブンを始める前から、
親父は肉屋で、
結婚前の母親は豆腐屋の娘だったこともあり、
もともと商売一家だったんですね。
セブンイレブンはご存知の通り、24時間営業。
365日開いてます。
忙しく働いている両親の背中を見て育った僕は
商売について考えることがごくごく自然な環境で育ちました。
商売の家で育っているから、食卓でもいつでもどこでも
耳に入ってくる大人たちの会話の内容は
商売にまつわるものがほとんどだったような気がします。
たとえば、こんなことがありました。
500円札があった頃のこと。

覚えてる人いますか〜? いると言って!
コンビニのレジで、お客さんが500円札を出して商品を精算し、
お釣りを渡した・・・まではよかったんですが、
しばらくして「お釣りが足りませんよ」とお客さん。
1,000円札を出したと、お客さんが勘違いしていたんですね。
よくあるパターンです。
そこで、クレーム対応になります。
1000円札を出したと思っているお客さんが、
「お釣りが足りない」と言ってきた場合はどうするか、
家族で話し合いが行われます。
渡した金額の勘違いを避けるためのチェック方法はどうするか。
次回も気持ちよくお客さんに買い物してもらうためにはどうするか。など。
結果、そのときうちの親の取った行動は、
相手の勘違いを咎めず500円札を出して、対応していました。
500円札で買い物されて、1,000円札で買い物したときの釣り銭を渡せば
もちろん、損失にになります。
ですが、
500円札を出したことで、一時的に損するかもしれないけど
お客さんに、次回も気持ちよく買い物をしてもらうために
この判断をしたんですね。
とはいっても、もしこれが10,000円札を渡した!とかだったら
損失額は大きすぎるので、すべてこういう対応ができるわけではありません。
なので、次回に同じようなことが起こらないようにするためには?と
話し合い、クレーム対策が取られてたりしていました。
僕は、そんな両親のやりとりをずっと聞いて育ったんです。
単なる言葉として理解するのではなく、
実体験で思い知るのですから
学びの重みもぜんぜん違いますね。
そんな言葉を教えてもらったのも、小学生の時でした。